|
本日まことに奇妙な事件に遭遇しました。
洗濯しようかと思って、ベランダへの窓を開けると、なんとも形容しがたい奇妙な物体が転がっていたのだ。

…拡大すると、これだ。
…思うに、たまねぎだ。
オニオン、とも言う。
ただし、芽が伸びきってしまっていて、たまねぎというか、ネギ化してしまっている、との脚注つき。
たまねぎというのは、普通、こう、ソフトボールより小さいくらいにまぁるくなってるでしょう。それがこんなにへにょへにょだ。たま、の部分の養分を芽、つまりねぎがごっそり吸い取って、こうなってしまったのでしょう。だから、これが市販のたまねぎだとすれば、延々と、気の長くなる時間が経過しているに違いないのである。
断言するが、昨日まではこんなものはなかった。
我が家のベランダは狭い。狭い上にものをごそごそと置いているから、限りなく狭い。頗る狭い。だから、こんなに巨大な物体があれば、絶対に気づく。
だから、こいつが登場したのは、絶対に今日だ。
我が家にたまねぎがあったら、まぁ何らかの形で使うから、まさかこんな形でうち捨てられることは決してない。我が家は決して食糧を無駄にすることがない、というのがモットーなのだ。
つまり、第三者の犯行か、もっと恐ろしい可能性を想定するほかない。
【考察1】
第三者が我が家のベランダに投げ入れた。我が家は低層階なので、投げ込もうと思えば、別に江夏やアニマルじゃなくても十分に射程圏内である。ガキでも届く。
しかし、だ。
こんなものを投げ入れて、いったい何のメリットがあるというのだ。
さらに、だ。
ここまでの状態にたまねぎを育て上げるには、結構な時間がかかると思われる。犯人は投げ込もうという目的で、黙々と、自室でたまねぎをここまで育て上げたというのか。
いったい、誰が、何のために。
謎が謎を呼ぶ。
【考察2】
実は、このたまねぎは宇宙人、もしくは宇宙船である。
それが何らかのトラブルで我が家のベランダに不時着した。
あるいは、密偵工作のために、我が家に潜入を図った。当然おれはこのたまねぎをゴミ箱に放り、来る月曜日の生ゴミの日まで放置しておかなければならない。密偵のための時間は十分にある。
しかし、だ。
こんな宇宙船、やだ。
かりに、JALが新しい飛行機だ、といってしなしなのたまねぎにそっくりな機体をデビューさせたとする。東京大阪を30分で結ぶとする。
やだよ、乗りたくないよ。それはプライドの問題である。
謎だ。
いずれにせよ、始末するほか対策はないので、始末するが。
よく、自転車を置いておくと、かごの中にゴミ化したビラとか、空き缶が放り込まれてたりしていて腹立たしいときってあるでしょう。あれと同列にとらえればいいのかなぁ。
|