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気に入らない言葉、というものがあるでしょう。
「〜させていただく」。
憤ってる人間がいないかな、って思ったけど、ちゃんといた。
この人。どっかの大学の先生。HTMLとしては最低のレイアウトぶりだけど、まぁ言いたいことは分かりますわな。この人の憤りを参考「にさせていただきます」。
要するに、謙譲語に分類される敬語ですわな。身分の低いやつが高いやつに向かって、って感じの受け取り方ができますね。用例。
・ご案内させていただきます。
・ご説明させていただきます。
このあたりはまだ違和感ないかもしれない。でも、こうなったら、どうですか。
・今度、新しいアルバムのCDを出させていただきました。
・納品書を送らさせていただきます。
・この間、カバの赤ちゃんを抱かさせていただいたんです。
どう見てもおかしいじゃないか。だいたい、「送る」「抱く」を謙譲しようと思ったら(謙譲するなんて言わないけどさ)、「送らせる」「抱かせる」だろうに。
なんかね、こういうのを敬語、丁寧な言い方だって思いこんでるみたいなフシがあるように思うわけです。この言い方には、このセンセー曰く、
「あなたは私に○○をさせるチカラを持っている。そのあなた様のご指示をありがたく頂戴して、私自身の意志としてではなく、あなたの意志として実現させていただくのです。」という気持ちがほじくれば、出てくる、らしい。
まぁねそこまでコシャクなこと言わなくても、いつでもどこでもへーこらへーこら頭下げて、へりくだってるような印象を受けますよね。この言い方。電気屋なんか行くと、
「18000円に負けさしてもらいまして、ついでにこの特製ラックもつけさしてもらいまして、無料で配達もさしてもらいまして、さらにさらに18000ポイントもサービスさせてもらいますっ。」
に近いこと言う人いるじゃないですか。特に「営業」というテリトリーにい「させてもらっている」方々。だいたいあいつら、この言い方に限らず、言葉遣いむちゃくちゃだぞ。
聞いてると、イライラするんですよ。
私、こういうのに出くわすと最初は優しく応対してても、終盤だんだん態度が悪くなって、上の空になって、最後は聞いてなくなって、言葉遣いまで悪くなってしまうのです。
別にだからといって「日本語が乱れている」とか新聞の投書のようなつまらない意見は申しません。別にそれはそれで、すでに日本語として一部では定着してしまってるだろうし、そもそもこんな言葉がいつまでも残っていくとはとうてい思えないし。ただ、「させていただく」と言っていればなんでも相手を立てているように思っているその精神構造が問題ではないかと。そういうのって結局相手を軽視してるだけじゃないのか、って思う。
言い出すと、愚痴みたいになっちゃうから、この辺で終わらさせていただきます。お約束。今、ウチのATOK、「さ入れ表現」って指摘してきたっ。やるなJUST。
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