December 06, 2001(Thu)
『ネズミ講』って…的書き込みがあったので、もやもやと想念が広がっていって…
そもそもネズミ講とは、何なのだ、という説明から入る。
さらにその前に、「講」とは何だ、講とは、というところから話す。
この回りくどさがいいのだ。

『大辞林』という辞書によれば、
(2)僧による仏典の講読や説法を中心とする仏事。法華八講・最勝講など。講会。
(3)僧や信徒が集まって行う各種の仏教儀式。涅槃講・地蔵講・報恩講など。
(4)中世中頃以後、民衆のあいだで作られた仏事や神事を行うための結社。寺院・神社などを維持したり、集団参詣を行なった。近世になると、行楽を主目的として名山・霊場などへ集団参詣するためのものも生まれた。富士講・伊勢講など。
(5)貯蓄・融資などのための相互扶助団体。頼母子講など。

まあ、こんな所誰もまじめに読まないんだろうが、読めない漢字は気にするな。ついでに(1)は省略してる。それはともかく、もともと仏教用語で、そこから「ある目的のもとに集団で何かする」みたいな意味になっていったのだと思う。この場合は(5)が一番適切でっしゃろなぁ。そういや昔仏教系の幼稚園に通ってたから、「こう」とかなんとか言ってた記憶が体の深いところ、遺伝子レベルに眠ってる気がしないわけではないなぁ。

さて、くだらん豆知識であった。 
いよいよ本題に分け入っていく。
ところが、何気なくインターネットを見ていたら、
インターネット・ネズミ講の研究
などという立派なネズミ講解説ホームページを見つけてしまった。

てゆうかこのページはすごい。てってーてきに、何もそこまで、というくらいにネズミ講の解説が加えられていて、非常に興味深い。
とりあえず、ここここの2カ所くらいが興味を引くかなあ。笑っちゃいけないのだろうけど、笑えます。


こんな素晴らしいホームページがあるのに、語るのもどうかと思うし、とっても憚ってるんだけど、書き始めた手前、というのもあって止まらないので書き続ける。自己満足自己憐憫以外の何者でもない。
ネズミ講とは、要するに、「自分がある組織に加入し、さらに加入者を増やせば増やすほど大金が転がり込んでくる」システムだわな(下の図参照)。


ち、稚拙な図でごめんね。
ほんのちょっと、3人ずつつながってくネズミ講を書いただけでいやになった。ま、こんな風に連綿と続いていくことになるわけですな。

どう考えたっておかしいんである。冷静に考えれば。

だって。
仮に「4人の口座にお金振り込めばお金が儲かりますよ」という話があったとしますわな。自分が主宰者だとしても、まず4人に振り込む必要があるわけです。
その4人はそれぞれに4人に振り込んでいるはずだから、この時点で4×4の16人必要。この16人が…となっていくと、4×4×4×4×4…の計算であっという間に日本の人口、世界の人口にたどり着いてしまうわけです。

ところが、この手の話、人はよく引っかかってしまうようなのですな。

きっとエピソードだろうが、豊臣秀吉だったかその辺の歴史上の人物が、また若き頃、仕事の賃金に何が欲しいかと聞かれ、「米一粒欲しい。ただし、次の日は2倍、その次はさらにその2倍…というふうに米をくれ」と答えた。
最初のシーンだけ想像しちゃうと、ほいほい、とくれちゃうわけですよ、これが。
でも、考えてみると、1ヶ月で2×2×2×2×2×…要するに2の30乗で、これが1073741824。10億粒。うひゃあ。

解ってても、すぐにはイメージできないもんなぁ、普通。

それくらい解るよ、ぼけ、という人もいるので、とどめを刺しておくと、ヨーロッパにアルバニアという国があるのだけど、この国では国家承認の半ばネズミ講的な会社があって、国民の7割だったかがこれに参加していたそうな。1997年にこの会社が破綻(だから当然だって)して、これが発端で暴動が発生して、国がひっくり返るくらいの事態になっちゃった、なんて話もあるんだから。

ところが割と最近までこれを取り締まる法律がなかったらしい。
1978年に「無限連鎖講の防止に関する法律」っていうのができて、取り締まれるようになった。その内容は、

「第二条 この法律において「無限連鎖講」とは、金品(財産権を表彰する証券又は証書を含む。以下この条において同じ。)を出えんする加入者が無限に増加するものであるとして、先に加入した者が先順位者、以下これに連鎖して段階的に二以上の倍率をもつて増加する後続の加入者がそれぞれの段階に応じた後順位者となり、順次先順位者が後順位者の出えんする金品から自己の出えんした金品の価額又は数量を上回る価額又は数量の金品を受領することを内容とする金品の配当組織をいう。
第三条 何人も、無限連鎖講を開設し、若しくは運営し、無限連鎖講に加入し、若しくは加入することを勧誘し、又はこれらの行為を助長する行為をしてはならない。」


…やめましょうね。

罰則はどの程度関与したかによって違うけど、3年以下の懲役か300万円以下の罰金、加入を勧誘しただけでも20万円以下の罰金になる。

だとさ。
このサイトを読んでくれるごく少数の方々は引っかかったりはしないんだろうけれど、なんというか、一種の知的好奇心として探索を深めてみるのも悪くはない。

December 12, 2001(Wed)

「切っても切っても切れない野菜はな〜んだ」

というなぞなぞが今、世間(特定の)を困らせているんだってば。

ここにいろいろと書き込みがあるんだけど。
全然、明確な答えがないのよ。
おまけに、どの答えも、くーっだらねぇ(発言者の方々ごめんなさい)わけです(例; 温野菜・不断菜・ふき…ね、聞いても、ちーっとも納得しないでしょ)。それぞれの解説は避けますが…。

なんてゆうか、なぞなぞってさあ、答え聞いたら「きぃぃ」って反応するのが正常な姿でしょ。
「こ、こやつ。そ、そう来るか」とか「おいおい、そういう変化球はありですか」みたいな。
勉強しないといけないのに、こいつに確実に半日は費やした。紙を2枚くらい書きつぶした。こういうのって、非常に不届きなことに、頭が支配されると、他のことができなくなるじゃないですか。
やったよ、いろいろと。
思いつくまま、野菜の名前を列挙して、さらに辞書を引いてその隣に英語を書いて(非常に高度ななぞなぞである場合に備えたのだ)、「切る」「切れない」「キル」「キレナイ」とか馬鹿みたいに書き殴って。しまいにゃ茄子の絵とか、タマネギの絵まで描いて、考える、考える、考える。「切れない、切れる、切れる時、切れれば、切れよ」…五段活用もやった。ああ懐かしい。しまいにゃ、国語辞典で「野菜」「切る」まで引いてしまった(ちなみに「野菜」とは「食用に栽培された植物」のことらしいです)。挙げ句の果てに、「切る」はcutの意味じゃなくて、「使い切る」だとか、「見切る」だとか、「水気を切る」だとか、「頭が切れる」だとか、違う方面でご活躍されている方を連れてきたらいいんでないか、と思ったり。

これでは身が持たないから、ネットで検索したら、あるんだって。
「今週の謎ワード; 切れない野菜」とかって。
それが「ここ」ってやつなんだけども。
あのねぇ、わざわざトピック作るんだったら、ちゃんとまっとうな解答用意してくれよ。なんだよこれ、このオチのない、どうしようもない、やるせない展開はどーだ。おれの半日返してくれよ。このやるせなさ、どうしてくれんだよ。これって、ネズミ講よりタチ悪いってば。

解決しても、すっきりしない、あー、そのぅ、残尿感の残るようなこの問題。どーしてくれよう。